アジアMBAを比較してみた(2017/2018版)

ここ数年で入学者が急増しているアジアMBA

日本に帰省中のNobuです。

やはり日本食は最高ですね!シンガポールだと日本食の価格が2倍程度するので、外食として食べる機会は多くありませんでしたが、日本だとあんなに安くて美味しいものが食べれるのか!と毎日唸っております。

さて、当メディアで人気No.1のアジアMBA比較記事ですが、執筆してちょうど一年が経ちましたので、2017/2018版を書いてみます。2016/2017版はありがたいことに当メディアで最もよく読まれている記事であり、アジアMBAに関する体系だった情報の必要性を感じている今日この頃です。

アジアMBAは、2010年以後にアジアアジアと言われてから日本人学生の入学が急増し、我らがNUS MBAでは2010年に1,2名程しかいなかった日本人学生もいまではコンスタントに10名を超えるくらいになっています。

アジアMBAを比較してみた(2016/2017版)

アジアMBA学校比較

ここでは、学校毎の基本情報とMBA留学準備に必要な受験情報を一挙に網羅してみました。昨年からの変更点として、卒業後の平均給与も追加してみました。

基本情報比較

注意点
・学費については、為替が毎日変動している関係上あくまで参考値です。
・卒業後給与は、MBA卒業後3年になる卒業生に対して行われたアンケートの平均給与です。
・RankingについてはFinancial TimesのMBAランキングを掲載しました。

期間としてはアジアMBAの主要校は12ヶ月~16ヶ月が多いです。これは実際に入ってみて分かったのですが、実際には24ヶ月在籍する学生も少なくないです。理由としては、もっと英語を学びたい、起業準備などがあります。

学費は欧米のMBAスクールとくらべても軒並み安いです。インドのISBなんて約370万円!そして、卒業3年後の平均給与が現在のレートで1,500万円を超えるわけですからすごい投資効率といえます。ただし、これは大多数のインド人の場合であって、日本人がISBを卒業して、これくらいの水準の給与を得られるかどうかは不明です。というのも、NUSのインド人同級生から聞いた話ですがISBは”インドのハーバード”と言われていて、インド人のTop of Topしか入学できないことから、インド市場での人材価値が卒業後跳ね上がるとか。

サイズについてはISBを除いてかなり小ぶりで、100人前後というのが多いです。欧米のマンモス校(1,000人)に比べてクラスメイト一人ひとりの顔が見え、同級生皆と仲良くなりやすいのではないかと思います。その中で、CEIBSは200名超、ISBはハーバードと同規模の900名です。中国・インドという超巨大国家に合わせた需要ということでしょう。

留学生比率については注意が必要。香港・シンガポールMBAの留学生比率が少ないのは、そもそも自国民の数が少なく優秀な学生は欧米の学校に行く傾向があるためです。なので、学校によって比率は異なるものの香港・シンガポールではアジア内でのダイバーシティーがあり、アジアビジネスを学ぶのにはうってつけと言えます。一方、CEIBSとISBはどうしても自国民がマジョリティーを占めるため留学生比率は低めとなっています。

最後に、Financial Timesのランキングですが、昨年からは少し変動がありました。CEIBSがアジアMBA No.1に返り咲いたほか、NTUが大幅に順位を上げて2015年からの2年間で 40→24位と大躍進であります。近年は中国大陸のMBAの発展がめざましく、上海交通大学は過去2年で43→34位とこちらも絶好調。以前どこかで、近い将来中国の大学が大学ランキングを席巻するだろう、という記事をみたのですが、MBAでもそのような様相になってきました。

World MBAランキング2017発表!昨今のトレンドを分析してみた

出願情報比較

注意点
・締切については基本的に昨年の実績値を記載しています
・GMATについては学校全体のAverageであり、日本人は平均より低くても合格できることが多いです

締切としては欧米よりも少し遅い印象でしょうか。早くて11月、次に1月、最後のラウンドで3月というのがデフォルトであり、去年からの変動はみられません。

TOEFLはCEIBS、及びここには掲載していませんが北京大学で不要となっています。また、シンガポールや香港のMBAでは、特にIELTSの要件が6.5と低くなっています。が、TOEFL/IELTSで英語の基礎体力をつけないと、GMAT・インタビューでまるっきり戦えないことだけでなく、仮に入学できても入学後の授業で全く歯が立ちません。そのため、TOEFL/IELTSで目標点数を超えてもそれはただのスタートに立ったとの認識で、引き続き英語力の向上に努めていきましょう。

GMATについては600点台中盤から700点台までと幅広いです。英語と数学どちらも得意な人が多いインド人、(裏も含めた)受験対策がしっかりしている中国人アプリカントが多く入学する学校ではGMATの平均点が嵩上げされますが、日本人はそこまでの点数を求められていないのも事実です。例えばシンガポールなら600点で十分であとはインタビューや職歴で勝負、ということが実情でしょう。そのため、アジアMBAに入学するためにはGMAT630-640点を一つの目安として、あとは職歴を加味して点数の調整を行えば良いです。

エッセイについてはWord数が短いですね、これはアジアMBAの一つの特徴だと思います。300 wordsなんて自己紹介とあと自己アピールをちょろっと書いたらすぐに到達してしまいますからね、いかに短い文字制限の中にエッセンスを詰め込めるか、そしてその表現力勝負になります。香港大学の”No word limit”が気になりますが(笑)、結論としては簡素で短い英語の表現力を磨きましょう。

まとめ

以上が最新の傾向を加味したアジアMBA比較記事です。

データを見てもわかるようにアジアMBAには多様性があり、学費もリーズナブルでアジア各国の優秀なビジネスマンとコネクションを創れる場です。また、卒業後の進路としてもアジアMBAというチケットを活かして海外で働くチャンスがあります。今後のアジア経済が世界の中心となることを見越して、戦略的な自己投資の1つでであるアジアMBAを考えてみませんか。

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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。