北京で中国語を使って働く!CUHK MBA卒業生インタビュー

香港やシンガポールのMBAに留学した場合、英語の他に中国語も習得することが可能です。

今回は、香港中文大学MBAに留学し、卒業後は北京で働いている卒業生の方にインタビューです。

プロフィール

C.Kさん
■香港中文大学MBA2010年入学、12年卒業(うち2011年~2012年は北京大学MBAへ交換留学)
■MBA前:インターネットベンチャー勤務、広告企画営業・新規事業開発業務(勤務地:東京)
■MBA後:日系大手広告代理店勤務(勤務地:東京、北京)

Why Asia MBA?

ーー 現在の職業・仕事内容・ロケーションについて教えてください。

MBA卒業後は日系の広告代理店にグローバル人材枠で採用が決まり、最初の3年間は主に外資系クライアントの営業担当をしてきました。外資系クライアントの中でも中国、韓国などアジア系クライアントの日本初の商品ローンチなどに携わりました。その後、希望していた中国・北京支社への赴任が決まり、主に日系クライアントの中国マーケティングを担当します。支社赴任時はクライアント担当としての現場業務の他、チームマネージメント、業績管理など拠点運営のための経営管理業務も行ってきました。

私はMBA留学前、インターネットベンチャーという変化の激しい業界で、6年間の間に営業・商品企画・新規事業開発と様々なポジションで仕事し、多くの経験を積むことができました。しかし、海外との接点という点においては、ほぼゼロ、とてもドメスティックな仕事内容でした。そんな純ドメ(帰国子女、海外留学、海外勤務経験がない人のこと)の私がMBAをきっかけに、グローバル、特にアジア・中国系人材としての経験・自信を得たことによって、今の中国での仕事・生活につながっています。

ーー アジアMBAを目指した理由について教えてください。

私はMBAに行こうと決めるや否や会社を辞め、「MBA→アメリカ→ニューヨーク」というマインドでMBA合格直前まで約9ヵ月間ニューヨークにて受験勉強をしました。ニューヨークに住んでいる時肌身で感じたのが、アジア、中国の勢いです。「アジア経済が熱い!アジアからお金のにおいがする!」、自分の成長にとって、周りの環境はとても大切だと思っています。なぜなら、周りの勢いに乗って、自分も成長することができるから。

もうひとつの理由は、言語です。「英語だけでは、これから20年、30年、社会で生き抜くための“武器”としては足りないのではないか」、そう思った時に母国語の日本語に加え、一定レベルの英語と、もう1言語使えるようになりたい。そう思った時、成長するアジアで学びたいという思いと併せて考えた時、中国語を学ぼうと照準が定まりました。

もうひとつ大切な理由としては、私は体質的にアジア向きだったということ。アメリカに住んでわかったことの1つが、「私、パンが好きじゃない」ということでした(笑)。私はパン、フレンチフライ&ケチャップより、米、麵&ダシが好きでした。人生の中で日本以外に住む経験はそう多くありません。まして、自分の意思で行く場所を決めることができるならば、自分が住みたい、フィーリングが合うところを選んだほうが良いと思います。

After Asia MBA

ーー 卒業後の就職においてアジア/グローバル関連の仕事を意識しましたか?また、なぜアジア/グローバルで就職しようと思ったのですか?

卒業後は日本以外のアジアで仕事がしたいと考えていました。一番の理由は、海外のほうがワクワクすることが多いからです。アジアMBAを選んだ理由とも重なるのですが、成長しているアジア・中国で仕事をすることはチャンスも多く、更に欧米・英語圏と比較すると、アジア・中国語圏でそのビジネスに特化している日本人の数は少なく差別化ができると考えました。もう一つの理由としては、これからの時代日本でしか生きて行けないというのは不安だったからです。これから約30年仕事をして行く上で、日本だけでしか生きていけないというのはとてもリスクが大きいと思います。そういった意味でも、MBA卒業後なるべく早く、かつ自分自身も若いうちに海外での業務経験を積みたいと考えました。

ーー 就職活動でMBAのリソースをどう活用しましたか?

クラスメイトの中には何らかのキャリアチェンジ(業界、職種、エリアなど)のステップとしてMBAを活用しようとしている人も多く、就職活動も入学当初から熱心に行い、少しでも自分の希望にあう仕事、条件が良いところを探そう、MBAのキャリアオフィスの紹介、卒業生ネットワーク、インターンシップなどMBAのリソースを活用して様々な活動を行っていました。一方、私自身は卒業間近に1ヶ月ほどの就職活動であまり苦労せずに就職先を見つけることができたのですが、キャリアアップに対する姿勢、貪欲さという点においては周りのクラスメイトから大いに刺激を受けました。

ーー 現在の仕事においてアジアのMBAを経たからこそ役立っていると感じる点は何ですか?

第一に、アジアフォーカスのバックグラウンドです。MBA後就職した会社におけるグローバル領域の中長期戦略が「アジアフォーカス」でした。だからこそ、中途採用のハードルが高い企業風土の中でグローバル要員の即戦力として採用され、かつ数年以内に中国赴任のポジションを得ることができました。このポジションは欧米のMBAだったら難しかったと思います。アジアMBAに行ったからこそ「アジアフォーカス」という企業のニーズと私のバックグラインド、そして描いていたキャリアビジョンがマッチし、MBA後すぐに希望していた仕事内容に就くことができました。

第二にネットワークです。他のクラスメイトも就職にあたっては同じように考える人が多く、欧米人のクラスメイトを含め多くがアジア圏(香港・シンガポールが特に多い)に残り仕事をしています。このようにアジアの各都市に仲間がいるというのはとても有り難いもので、どこに行っても会いたいクラスメイトがいて、困った時は面倒を見てくれます。仕事関連でもこの分野のこの内容なら誰々に聞いてみよう、と遠慮なくメッセージを送ったり、逆に問い合わせがきたりします。FacebookとWechatでは、クラスメイトのグループチャットが今でも頻繁に活用されており、仕事関連の質問、プライベートの報告など様々なやり取りが続いています。このような利害関係なく、お互い助け合える関係性はMBAという同じ時間、価値観を共有したからこそ作れた何にも代え難いつながりだと思います。

最後に中国語です。中国に関して言うと、中国語がわからないとビジネスをするのは難しいでしょう。この点においては、MBA期間中に中国語を集中して勉強しておいて本当に良かったと思います。

まとめ

C.Kさんは持ち前の行動力で海外就職を叶えるだけでなく、アジアのMBAをもっと知ってほしいという思いから、アジアMBA情報がコンパクトにまとまった書籍「アジアでMBA」を出版されました。欧米のMBAに対する、アジアMBA。それらの情報が全て詰まっていますので、興味のある方は是非、当書籍を手にとってみてください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。