アジアMBAの授業を公開!HKU MBA Strategic Marketing Management編

新年が明けてアジアMBAは出願シーズンに入りました。アジアMBA各校では1月~3月にかけて続々とデッドラインを迎えます。

そこで、Asia de MBAでは、アジアMBA受験を考えている皆様に向けてより効率的に学校選びができるよう、各校の在校生と連携して学校紹介記事を発信しております。

今回登場するのは、香港大学MBAです。EconomistのMBAランキングでアジア1位を獲得している香港大学はどのような学習機会を提供しているのでしょうか。

Economistでアジア1位を獲得している香港の名門校

香港大学ビジネススクール(以下、HKU)は、100年以上の歴史を誇る香港大学が2003年に創立したビジネススクールです。歴史は浅いながらも、The EconomistのFull Time MBAランキングで7年連続アジア1位を達成しています。

アメリカの一般的なMBAと異なり、HKUのMBAは14ヶ月で修了する短期間で高密度のプログラムです。最初の1ヶ月は北京の北京語言大学で語学研修、その後9ヶ月はHKUで勉強、最後の4ヶ月はアメリカ(コロンビア大学)・イギリス(ロンドンビジネススクール)・中国(復旦大学)のいずれかに交換留学する国際色豊かプログラムです。

HKU MBAでは交換留学せずに香港で14ヶ月勉強することも可能です。

HKU MBAの一押しの授業とは?

HKU MBAの一押し授業は、”Strategic Marketing Management”です。当科目はHKUで最初に受ける講義の1つですが、「これがMBAの授業なのか」と毎回ワクワクしました。

授業概要

HKUの副学部長のもと、教科書的なマーケティングの基礎知識と、ケーススタディを通じた企業の応用方法を学びます。それと並行してグループワークで新たな製品・サービスを考察し、最後の授業でプレゼンします。

 授業の形式

授業は前半と後半に分かれ、前半はレクチャー形式で教授がマーケティングの知識を共有します。後半は教授のファシリテーターとなり、その日の事例を議論します。

 学習内容

下記の点をマーケティングのキーポイントとして、レクチャーと事例研究を通じて学んで行きます。

ただ単にマーケティングを習うのではなく、実際の企業の観点に立ってどうやって実務へ応用させていくのか考えるのが、この授業のおすすめポイントです。

① Market-Driven Strategy
② Market Sensing (Mapping Your Competitive Position)
③ Position Defining
④ Value Creating (Branding, Pricing)
⑤ Value Delivering (Networking Management, Services Marketing)

なお、事例研究では以下の題材を学習しました。
・香港の飲料メーカーの中国進出
・アメリカの菓子メーカーのプロダクトポートフォリオ刷新
・アメリカの菓子メーカーのインド進出
・アメリカの機械メーカーのプライシング
・中国の携帯電話メーカーのチャネル戦略
・中国のレストランチェーンのCRM戦略

課題・テスト

個人ワークとグループワークに分かれます。

個人ワークは、講義で取り扱うケーススタディの中から1つ選び、教授から指定された観点から定量的・定性的に分析します。

グループワークは、6人前後のチームを組んで、上記の通り新たな製品・サービスを提案します。教授とのブリーフィングセッション、中間レポート、プレゼンテーション、最終レポートとなかなか重厚なクラスですが、企業のアドバイザリーも務める教授の指導のもと、和気あいあいと進みました。

HKUはこんな人にオススメ

アジアにどっぷり浸かりたい人

HKUで自分の知らないアジアを14ヶ月間経験することで、アジアを牽引するビジネスリーダーとして成長できます。

①クラスメイト
クラスサイズは60人前後と、欧米のビジネススクールと比較して小規模ですが、アジア地域出身者が75%前後を占め、濃密な人脈を築けます。中国(メインランド)・インドが多く、韓国、日本、インドネシア、タイ、フィリピンと続き、クラスはまさしくアジアを体現しています。

優秀で積極的なクラスメイトと勉強することで、何ができて何が足りないか、自分のリーダーシップを考えさせられます。

② アルムナイ
100年以上の歴史を誇る香港大学は、香港の経済界に数多くの人材を輩出しています。

彼ら・彼女らは次世代のビジネスリーダーの育成に興味を持ち、シェアリングセッションという形で最新の知識をHKUに還元し、あるいはメンターという形でどのようにキャリアを形成すべきかアドバイスします。

③授業・ケーススタディ:ACRC (Asia Case Research Centre)
HKUの講義の多くはケースメソッドを採用していますが、その題材の多くはHKUが抱えるACRCという独自のリサーチセンターが作成したケースを利用しています。

対象の会社は、中国、インド、日本、韓国など多岐にわたり、アジアの企業がどのような問題に直面し、どう対処したか、考察することで思考力が鍛えられます。

アジアのMBAを狙っているけど、欧米のMBAも捨てがたい!

MBA志望者の方の中には、アジアのMBAを狙っているけど、欧米のトップスクールにも行きたいと思われる方がいるかと思います。HKUは、コロンビア大学・ロンドンビジネススクール・復旦大学とパートナーシップを締結しており、いずれかに必ず交換留学できます(※出願時に志望校を選択)。

HKUでアジアビジネスを勉強するのと同時に、欧米のトップ校で最先端のナレッジを吸収するのは、多くのMBA生にとって実りあるものではないかと考えます。

 MBAでキャリアを中断するのが不安!

キャリアの選択肢としてMBAは魅力的である一方、キャリアを中断して留学するのは様々なリスクがあると考えられるMBA志望者の方がいらっしゃるかと思います。HKUはそのようなリスクを軽減させる措置を取っています。

①インターン
HKUはパートタイムでのインターンを推奨しており、Career Development Office(HKUの就職課)を通じ、数多くのインターンの情報が共有されます。

香港という立地柄、ファイナンス案件や中国語必須の案件が多いですが、それらに関係ないオファーも多く、学生の半数近くがパートタイムインターンをしております。

②就職活動
HKUの就職活動は、香港でのカリキュラムが始まった日から始まります。基本的には上記のCDOを通じ就職活動を行うのですが、企業との1-on-1セッションを提供するだけでなく、就職活動に向けたレジュメのレビューやインタビュー対策の場も提供してくれます。

また、上海トレック、シンガポールトレックと題して、海外への就職活動にも積極的であり、筆者はシンガポールトレックで複数のコンサルティングファームと面接する機会を提供してもらっています。

③ロケーション
授業は香港島西部に位置するサイバーポートキャンパス、あるいはアドミラリティに位置するタウンセンターキャンパスで行われます。香港のMBAでは唯一香港島内のキャンパスにのみ通学し、アクセスの良い香港島を基盤にインターン・就職活動を行えます。

まとめ

以上、香港大学MBAの学校紹介でした。

香港大学MBAの特徴として、必ずColumbiaやLBSに交換留学できるというものがあります。他のアジアMBAでも交換留学の枠はありますが、かなり競争が激しくて欧米のTop校に留学するのは難しいので、アジアにどっぷり浸かりつつも、欧米MBAの最先端に確実に触れたい方にはオススメのコースです。

Asia de MBA編集部ではアジアMBAの在校生と連携し、これからも留学生しか知り得ない貴重な情報を発信していきます!

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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。