世界No.1のMBAがシンガポールにあるので話を聞いてきた

MBAの中間試験で毎日勉強に明け暮れているNobuです。

実は世界の名だたる学校がアジアにキャンパスを設けていることをご存知ですか?ここシンガポールにもシカゴ大学などの有名校がアジアキャンパスを構えていますが、一番有名と思われるのがフランスに本校舎があるINSEADというMBAスクールです。

INSEADは2016年度のFinancial Times MBA Rankingで初の世界1位に輝いたMBAスクールですが、今回はそのINSEADに通われている日本人学生にインタビューして参りました。では、どうぞ!

プロフィール

K.Yさん
■埼玉県生まれ
■東京大学薬学系研究科卒業
■新卒で研究者として日系メーカーに入社
■研究者を経て本社で製品開発のプロジェクトマネジャーとして活躍
■2016年9月よりINSEADアジアキャンパスにMBA留学

Why MBA?

ーー MBAを目指されたきっかけを教えてください。

2012年のことです。研究所から製品開発の部門に異動になり、粉ミルクの製品開発プロジェクトに従事していました。当プロジェクトではヨーロッパの会社に製造を委託し、製品化する予定でした。

しかし、ヨーロッパのベンチャー企業に先を越されてしまってしまったんです。技術や品質は負けていなかったですし、資本力で優位性があったのにもかかわらずです。我々にはスピード感が足りていなかったんです。

ベンチャーに負けたという事実に悔しさがこみ上げてきました。一方で、もっとビジネスサイドのことを勉強する必要があるとも感じました。ビジネスの知識を学んで、次はそういった会社にも勝てるようにしたかった。

ーー 世界との戦いとなるとスピード感が重要なんですね!

そうなんです。我々の業界で世界と戦うにはスピード感とビジネスサイドの知識が足りていませんでした。

昔からバイオテクノロジーを使った新しい製品・ビジネスを作りたいという思いがありました。そのためには、研究のみならずビジネスサイド、特に他の会社と協業することが重要で、ネゴシエーションやリレーションシップマネジメントをより深める必要もありました。

また、製品開発のためにはビジネスポテンシャルを数値化できる能力も必要と痛感していました。

Why INSEAD?

ーー 数あるMBAの中からINSEADを選ばれた理由はどういったものがあったのでしょうか?

まずはグローバルという観点です。INSEADは私の学年でも世界約70ヶ国から学生が集うなど、世界のMBAの中で一番ダイバーシティーがあると言っても過言ではありません。

過去のプロジェクトでアメリカやEUの方と協業してきましたが、それぞれに良いところがあり、INSEADに入ることでアメリカ・EUのみならず全世界からのベストプラクティスを学べるのではないかと思いました。違いがあるからこそ活かせることは沢山ありますし、日本の研究者が国内で議論しているだけでは出てこない視点が学べると考えました。

また、INSEADはコンサルスクールと言われているくらい卒業後多くの学生がコンサル業界に就職しますし、またアントレの授業も充実しています。

技術をもとに事業を作るという観点ではアントレの知識が多いに役立つと思いますし、事業をいかにしてグロースさせるかという観点ではコンサル的な発想が必要になると思いますので、その両方に力を入れているINSEADは非常に魅力的でした。

ーー それぞれを象徴する具体的な授業について教えてください。

まず、新しい事業を発展させるという観点では”Your first hundred days”という授業です。買収した会社の後の100日間をリアルに体験できるという授業で、実際に深夜に電話がかかってきたり、ステークホルダーに模した教授と日々ディスカッションしたりと、大変実践的な授業になっています。

また、アントレについては”Startup Boot Camp”というイベントがあります。ビジネスアイデアの策定から投資家へのピッチまで48時間ですべてをこなす大変厳しいイベントですが、毎回定員が埋まっていてとても人気のイベントです。

ーー その他INSEADらしいところがあれば教えてください。

INSEADでは学生が企業リクルーターに対して自分の成績を開示しないというルールがあります。本来であれば、いい成績を取るためにできそうな人同士でグループを組むということが起こりがちですが、INSEADではそのようなルールがあるので学生同士が協力的で助け合っています。

また、学校や教授に対して要求が強いというのもあります。教授と学生がお互い信頼感と緊張感を持っていて、授業に対しても学生からの建設的なフィードバックが多く出ます。

ーー INSEADにはフランスとシンガポールにキャンパスがありますが、なぜシンガポールから学生生活をスタートさせたのですか?

やはり家族の理由が大きいです。子供がまだ小さいので、日系の病院が多いシンガポールはとても便利です。海外生活を慣れるという意味でもシンガポールからスタートさせるのは合理的でした。

ーー 最後に受験生に一言お願いします!

世界のことを知ろうと思えばINSEADがベストな選択です。

先程も言いましたが、世界約70ヶ国から学生が集まり、様々な考え方に触れられることはとても貴重ですし、翻って客観的に日本のことも振り返ることができます。

実務経験という観点でも、INSEADに来る前に色んな経験してきている人が全世界から集まってきているので、一つの授業とっても必ずその授業に詳しい人が居て、同級生から学ぶことが非常に多いです。

本当の意味でグローバルな環境に身を置き、世界を知りたいという方にはINSEADは是非オススメです!

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最後に

厳密に言うとINSEADはアジアMBAではないのですが、アジアで学べる環境があるということで今回取材を敢行しました。

インタビュー中、K.Yさんから感じたのは、強い当事者意識でした。過去のプロジェクトで悔しい思いをした強烈な原体験が世界No.1のMBAへ駆り立てたといいます。

当事者意識があればあるほど、自分がやるべきことが明確で、かつ、貪欲に学ぶことができると思います。そういう意味でK.YさんにINSEAD留学は非常に密度の濃いものになるだろうと確信しています。

Asia de MBAではアジアで今学んでいる、働いている人に焦点を当て、その熱き想いを日本の読者の皆様にお伝えしてまいります。

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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。