データサイエンティスト必見!NUS MSBA入学者インタビュー

NUSにデータサイエンティストを養成する大学院があった!

シンガポールに滞在して1ヶ月、現地生活に慣れてきたNobuです。

シンガポール内での人脈が徐々に広がっていく中で、シンガポール国立大学のMSc Business Analytics(以下、MSBA)という、データサイエンティストを養成するプログラムに通う日本人の方と出会い、この度インタビューをすることに成功しました。

21世紀で最もセクシーな職業と言われる「データサイエンティスト」ですが、一体どんな授業をするのでしょうか?先月よりMSBAプログラムに通われているTakaさんにインタビューしました。

プロフィール

Takaさん
■茨城県生まれ
■筑波大学で物理学を専攻
■同大学院の修士課程にてコンピューターサイエンスを専攻
■ 大手外資系IT企業に8年間 勤務しSEとして活躍
■2016年7月よりシンガポール国立大学MSBAコース入学

Why MSBA?

ーー まず初めにMSBAのコースについて教えて下さい。

MSc Business Analyticsというコースで、データサイエンティストとしてのキャリアを磨き、かつ、ビジネスプロフェッショナルを養成する大学院です。

最も特徴的なところとして、MSBAコースはNUSのビジネススクール(MBAコース)と協業しているため、ただ単にデータ分析の知識や手法を学ぶだけではなく、それらのテクニックをどうビジネスに活かすかまで学ぶことができるんです。

実際、毎週木曜日にはMBAで教鞭をとっている教授を呼んでMSBA生のためにFinance/Accounting/Marketingなどのビジネス科目について学ぶことになっていますし、グローバルIT企業及びシンガポール経済開発庁とも協業してコースを運営しています。

また、グローバルIT企業から複数名の客員教授がMSBAに派遣されているため、より実践的な内容を学ぶことができ、ビジネスプロフェッショナルとしても鍛え上げられます。

ーー MSBAに興味を持ったきっかけは?

私が社会人になった当時は”ビッグデータ”や”データサイエンティスト”といった言葉がそもそも存在していませんでしたが、元々好きだった数学を使って経営の意思決定ができるような仕事をしたいと思っていました。しかし、社会人になった当初はそのような仕事に巡り会えませんでした。

そして、2010年代になり”ビッグデータ”が注目を浴びる時代になりました。当時はITシステム導入プロジェクトにおいてPMの仕事をしていて、これからはデータサイエンティストとしてのキャリアを積みたいと思っていたのですが、中々そのような機会はなく。

その後NUSのMSBAの存在を知り2015年に受験したのですが、当時はGMATのスコアが伸びずに不合格でした。もうすでに私の年齢は30代前半だったこともあり、不合格の結果が出た後新しい仕事を狙うか社内異動の機会をひたすら待つか、非常に悩んだんです。

ちょうどその頃、社内のデータ分析者が集まる技術者コミュニティに参加していたので、そこで社内のコネクションを作り異動を狙う手もあったのですが、当時MBAを受験していた友人から「異動は今後もチャンスがあるかもしれないけど、留学は今この時を逃したら今後の人生でもうできないんじゃないの?」と助言を受け、MSBAの再受験を決意しました。

頑張れば異動できるかもしれないけど、MSBAに行くなら今この時しかない。

ーー すごい決断ですね!

今後自分のやりたい仕事をやっていくために、データサイエンティストに求められるスキルを包括的に身につける必要があると思いました。また、データサイエンティスト分野で修士を取得することで自分のスキルを客観的に証明することができ、今後のキャリアに役立つとも考えました。

そして今MSBAに行くことが自分のキャリア、ひいては人生を変える手段だと信じて再度MSBAを受験し、なんとか今年合格することができました。

Why Asia? Why NUS?

ーー MSBAと同じようなコースは他の国にもあると思うのですが、なぜアジアを選ばれたのでしょうか。

実は最初からシンガポール一択で留学を計画していました。いくつかの外資系企業のお客様と仕事をした際に、重要な意思決定部門がシンガポールに置かれていることを目の当たりにしていました。その経験から、シンガポールへ行ってみたいという思いは昔からありました。

ーー 欧米ではなくてシンガポールなんですね!

そうなんです。やはりシンガポールには優秀な人が集まるからでしょうか。

また、かねてよりシンガポールという国そのものにも興味があったんです。ニューメリカルテクノロジーズという金融リスク管理ソリューションを提供している会社の創業者の方のTwitterをウォッチしていて、本社を日本からシンガポールに移した話を聞いていました。

その後もシンガポールに優秀な人材が集まる話などのツイートを拝見して、よりシンガポールという国への興味をかきたてられました。

ーー シンガポールの中でNUSに決めた理由はありますか?

NUSはアジアで一番の大学ということでとても評価が高いですし、その分優秀な学生が集まり切磋琢磨できるという期待がありました。また、勤めている企業のシンガポール法人がNUSのMSBAコースとコラボしているということで、これは何かの縁かなと思い(笑)、NUSに決めました。

ーー NUS MSBAの授業内容について詳細を聞かせてください。

最近授業が始まったばかりでまだ全ては把握できていないのですが、最初のセメスターではデータサイエンティストの仕事の下地となる以下の内容を学びます。

・統計学
・オペレーションズリサーチ
・ミクロ経済
・データベース

各授業の中でRなどのツールを使ってデータ分析も行います。また、毎週木曜日にはMBAの教授による講義などがあり、ビジネスそのものについても学んでいます。

次のセメスターでは、ビックデータ分析のためのIT技術や業界ごとのデータ分析(金融、ヘルスケア、コンシューマービジネス)を扱った授業が開講される予定です。そして来年には“Capstone Professional Consulting Project”という、現地企業と組んでビジネスデータの分析とコンサルティングを行うプロジェクトが待ち構えており、これまでに学んだ内容を実践で活かすことになります。

ーー本当に実践的ですね。

そうなんですよ。ただ単にデータ分析屋を目指すのではなく、データ分析に長けたビジネスプロフェッショナルを目指すコースなんです。

教授陣もパートナー企業から長期で派遣されてきてますし、かなり気合が入っています。

ーー 最後に一言お願いします!

MSBAコースは最近できたばかりなので本当に情報が少ないですし、日本人はほとんどいません。私が受験していた当時は情報が少なくて辛かったので、これからもっと情報発信していきたいと思っています。

何度も強調しているように、当コースはデータ分析だけでなくビジネスをも学べるというところが大きな魅力です。教授曰く、

データ分析だけできてもデータサイエンティストの仕事はできない。MSBAの学生にはビジネスプロフェッショナルになることを強く求める。

データ分析手法やITツールの使い方だけを学びたい人にとっては肩透かしを食らうかもしれません。また、MSBAコースは1年という短期間で多くのインプット、そしてアウトプットすることを求められますのでフルコミットが必要となります。まさに、「データサイエンティストとしてビジネスを変革したい!」という思いへの本気度が問われるコースです。

今世紀で最もセクシーな職業”データサイエンティスト”としてのキャリアを伸ばし、ビジネスマンとしてもさらに自己を成長させて行きたい人には最適のコースですので、興味がある方は是非一度検討してみてください。

終わりに

今もっともホットな職業である”データサイエンティスト”。日本でも連日、人材不足が課題であるとの報道も出ておりますが、ここシンガポール国立大学にはそのような人材不足を補い、かつ、グローバルなビジネスマンとして活躍できる素養を磨く場所がありました!その名もMSBAです。

現在Takaさんはご自身のブログを立ち上げられ、MSBAコースの魅力と情報発信に努められています。興味がある方は是非、彼のブログをチェックしてみてください(下記画像をクリックするとリンク先に飛びます)。

data scientist
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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。