アジア×起業が強み!香港中文大学MBAの入学者にインタビュー

7/10に行われた第4回アジアMBA夏祭りでは、10を超えるアジアの大学がブースを構えて学校の説明会を開きました。イベントの参加者はなんと200名を超えたそうで過去最高とのこと。アジアMBA盛り上がってますね!

かくいう私はNUSのブースで参加者からのご質問にお答えしていたのですが、昨年自分がアジアMBA夏祭りに参加者として来た時よりも確実の多くの参加者がNUSのブースに集まり、感慨ひとしおでしたね。

アジアの殆どのMBAが集結するということで自分も色々なブースをまわってみました。そこで、まだ誰も知り合いがいなかった香港中文大学(CUHK)の入学者と話す機会があり、この度第3回目のアジアMBAインタビューを敢行することになりました。

インタビューのお相手はCUHK MBA intake2016の山本真士さんです。熱いメッセージをどうぞ!

プロフィール

山本真士さん
■神奈川県生まれ
■幼少期はアメリカに在住
■学生時代はアメフト部に所属
■慶応大学理工学部卒業
■大学卒業後、大手総合商社に入社
■PEファンドを経て、三重県のサッカーチーム運営会社の取締役に就任

Why MBA ?

ーー ユニークなご経歴ですね。

最初に入所したのは大手総合商社で私は食品部門に配属となりましたが、転機となったのはインドネシアの工場の視察に行った時のことです。3ヶ月間ツナ缶と向き合う日々の中で、ツナ缶にどうしても興味を寄せる事が出来ず、そういった仕事はツナ缶を愛する人がやったほうがよいと思いました。好きなことをやれば成長スピードが早まるからです。

自分のやりたいことはスポーツビジネスだったので、紆余曲折あり、縁あって三重県のサッカーチームの取締役に就任しました。そこでは選手のリクルーティングからファイナンス、マーケティング、そして営業など多岐に渡って経験することとなりました。

ーー いつくらいからMBAを意識されましたか?

小学生の時にアメリカに住んでいたのでアメリカの友人が沢山いるのですが、彼らの多くはMBAを取ります。というのも、アメリカではMBAというキャリアは全土に浸透していて、MBAまでいって一流だと捉えられるからです。

彼らとは今でも繋がっているので、彼らとコミュニケーションをとる中で自然とMBAを意識したのがきっかけですね。そして、具体的に勉強を開始したのは2015年の初頭からです。

ーー なぜMBAを目指そうと思ったのですか?

商社から転職する事を決断する時に、アジアで起業して成功するため、またサッカーチームのGMという仕事をしていく中でジェネラルなビジネススキルが必要だと感じたからです。私は将来スポーツビジネスで起業し、ゆくゆくはサッカーチームのオーナーになったりアメフトのプロリーグの設立に関わりたいと考えていて、MBAに行けばGM職やオーナーに必要なスキルが網羅できると考えました。

ーー スポーツ界では経営スキルを持っている人が少ない印象ですね。

そうなんです!スポーツビジネスの先進国アメリカでは、「マネーボール」のように統計学の専門家がスポーツビジネスに改革を促したりと常に新しい風が送り込まれています。また、競技レベルはJリーグより下のシンガポールやマレーシアではトップリーグの選手で年収1,000万円の選手が普通にいて、現地ではスポーツに対する意識が日本よりも高いです。

しかし、日本ではスポーツ界で実績を上げた選手が上にあがる仕組みになっていてとても閉鎖的ですし、彼らの大部分はいわゆるビジネスという観点での施策が弱いのではないかと思います。特にサッカーにおいて、日本はビジネスでお金を生む仕組みが確立されておらず、J2レベルでも午後からバイトをしなければ生計が成り立たない選手も居るほどです。超成功している人は億単位の収入を得て格別の待遇を得ていますが、サッカー選手として十分に成功していると言えるJ2の選手まで行き渡らないのが日本の現状です。

Why Asia ? Why CUHK ?

ーー 数あるMBAの中でもアジアMBAを選んだ理由は?

スポーツビジネスという分野で今後のポテンシャルがあるアジアに賭けました。というのも、スポーツが成熟しているアメリカやヨーロッパで彼らの真似をするのはまずステップを踏む必要があると感じているからです。

サッカーについていえば、最近は日本人選手もどんどん東南アジアのチームに移籍していますし、中国人やタイ人の富豪がEUの名門サッカークラブのオーナーになったりと、アジアでのサッカービジネスは話題に事欠きません。

今後の日本のスポーツビジネスにおいて、アジアは重要な顧客であり重要な拠点でもあります。アジアのマネーを引き込めば、日本のポテンシャルも見直されて価値が上がると考えます。

ーー その中でも香港のMBAを選ばれた理由は?

ご存知の通り香港はイギリスの植民地ですが、サッカー発祥の地イギリスの影響が大きいのか、実はアジアで最初にサッカーのプロリーグが設立されたんです。サッカービジネスというテーマでのMBAならここだと思いました!

また、サッカーは言ってみればエンターテイメントビジネスの一つで、香港はギャンブルなどエンターテイメントの集積地っていうのもあります。あのマカオも近いことですし、香港に居ればエンターテイメントビジネスの知見も得られると思いました。

さらに、起業をする上でも金融のハブとされている香港にいれば、ビジネスチャンスも広がると考えました。

ーー CUHKの特徴はどのような点にありますか?

一言でいうとアントレプレナーが強く、起業に関する実践的なプログラムが揃っています。生徒も様々なバックグラウンドの方が多いことや、アジアでは最も歴史が長いMBAだけあってアルムナイの数も多く、パートナー探しにあたって有利だと思います。そして、学校側も応援していくれる姿勢が伝わってきます。

私は香港の3校(HKU, CUHK, HKUST)全てにビジットしたのですが、ビジット時に一番フィーリングが合ったのがCUHKということで、上記の点も加味しCUHKに決めました。

ーー 最後に受験生に一言お願いします!

自分がモチベートされるものは何かを追求して、尖った人材になってほしいと思います。自分のモチベーションを引き出すことはWhy MBA?に直結しますし、常に考え続けて下さい。

そしてMBAはあくまでステップなので、MBAをゴールとするよりもMBAの先に何を目指すかを常に追い求めて、より先を見て、将来日本を共に盛り上げていきましょう。

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インタビューを終えて

MBA卒業後にスポーツビジネスで起業する!と将来の目標が明確な山本真士さん。日々のモチベーションは人に頼られる事、そのために誰よりも秀でた何かを追い求める事、だそうです。人口減少による競技人口の減少が見込まれる課題山積の日本のスポーツ界にあって、風穴を開けてくれる確かな一人になるのではないか、そう感じさせられるインタビューでした。

アジアMBAには本当に様々なバックグラウンドの方が入学し、アジアという共通項を持ち、将来の日本とアジアを盛り上げんとする日本人が沢山居ます。今後もAsia de MBAはそのような留学生にスポットを当て続けていきます。

→→CUHKのデータが載っている記事はこちら

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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。