GREって実は日本人向けじゃないの?

日本の試験に似ているGRE(Graduate Record Examination)

アメリカの大学院の試験なのに日本の試験に似ているっておかしくありませんか!?

GMATをこき下ろした前の記事からの続きです。MBA受験生ではマイノリティとも言われるGREですが、GREを2度受験した自分から言わせてもらうと、この試験は日本の大学受験の匂いがどことなく香ってくる、懐かしいともいえる試験なのです。

なぜか?それは、GREが読解力と暗記力を必要とする泥臭い試験だからです。Verbal(日本で言うところの国語)という科目においては、愚直に英文を読み、単語を覚えるという、高校生の時にやったような勉強をもう一度やるということになります。というよりも、テクニック論が殆どないためそれしか対策することができないのです。。

他方GMATは、日本の試験に慣れている方にとってはとても独特で、その中でもVerbalのSCやCRはGMAT特有の解法が求められます。コンサルをバックグラウンドとしていらっしゃる方はGMATの方が得意と聞いたことがありますが、試験で求められる思考法がGMATと似ているといったこともあるのかもしれません。

以下で、私がGMATとGREを両方受験して思ったこと、他の受験生から聞いた話を総合して表にまとめます。

(試験の比較)

GMAT GRE
試験時間 AWA(1題):30分
Integrated Reasoning(12問):30分
ーーーー休憩 8分ーーーー
Math(37問):75分
ーーーー休憩 8分ーーーー
Verbal(41問):75分
Analytical Writing 1:30分
Analytical Writing 2:30分
Math(Section 1):35分
ーーーー休憩 10分ーーーー
Math(Section 2):35分
Verbal(Section 1):30分
Verbal(Section 2):30分
試験形式 全ての問題において必ず1問ずつ回答しなければならず、問題を飛ばすことができない。 セクション(20問)が1セットとなっており、セクション毎であれば自由に問題を飛ばすことができる。そのため、解ける問題から解くことができる(ココ、超大事!)
休憩時間  8分の休憩が途中に2度ある。休憩時間はタイマーで測られており、少しでも遅刻すると次の試験の持ち時間から削られるためゆったりとできない。  10分の休憩が1回。休憩時にはテストルームの退室時刻と再入室時刻を記入し再び席に戻るが、試験は自分がマウスをクリックしないかぎり始まらないので、実は10分を超えて休憩できた(あくまで東京会場の場合です。他の会場が同じようなシステムになっているとは限りませんし、ここに関しては自己判断でお願いします)
 Verbal -SC-  GMAT的に正しい文法の選択肢を選ぶ問題。”GMAT的に”というのがポイントで、ビジネス英語として簡潔で誤解のない文章が正解とされる。  GREにはない
 Verbal -CR-  問題文を読み、ロジックの弱点等を指摘する問題。多種多様な問題が出題され、問題に応じた解法を使って問題を解いていく。  GMATに比べると問題のタイプは少ないが、Argumentが長い印象。全般的にはGMATより簡単。
Verbal -RC-  読解問題。ビジネス、歴史、生物学等のトピックから出題される。ビジネス系のトピックがよく出題されるので、比較的トピックに馴染みやすい。  学術系のトピックばかりで難しい。Word数が150字と短いものもあれば、400字級の長文パッセージも出題され、問題の優先順位をつけることが重要。
 Verbal -単語-  TOEFLやIELTSよりもワンランク上と感じる。GMAT単語を知ると文章がかなり読みやすくなる。なお、GMATには語彙問題というものはない。  GREは半分程度語彙問題が登場する。しかし、それらの単語は非常に難易度が高く、アメリカの大学生でも知らないというレベルらしい。日本語でいう常用漢字以外のレベルであり、勉強中に「これ今後の人生で使うんだろうか、、」というレベルも含まれる。
 Math  GREよりも確実に難しいといえる。特にDSという形式はGMAT Math独特であり、注意を要する。  GMATより確実に簡単。小学校・中学校レベルの問題を英語で解くイメージ。選択肢もGMATはと違って、2つの選択肢の大小を判定する形式が大半を占め、取り組みやすいと言える。

(ファシリティ比較)

GMAT GRE
試験会場
(東京の場合)
帝国ホテル18階の一室で受験。テストルームが狭い上に、後ろで試験監督が常に監視しており、全くリラックスすることができない。 御茶ノ水ソラシティのTOEFLと同じ会場で受験。テストルームがGMAT会場と比べて格段に広く、圧迫感がない分リラックスできる。
メモ用紙 特殊な様式で時々うまく字が書けず(インクがメモ用紙にのらない)焦ることがある。また、汗に弱い。 小学校から慣れ親しんできた鉛筆と白紙のA4用紙数枚が支給される。字が書けないことはなかった。
ロッカー GREより収納スペースが大きいが、ロッカーの数は少ない。 めっちゃいっぱいあるが幅が狭いため、2つロッカーを使用した。
トイレまでの距離(東京会場) 約10秒。帝国ホテルのためとても豪華で癒される。いや緊張しているため癒やされない。 トイレまでは少し距離があり約20秒。限られた休憩時間のため小走りしたくなる。
試験監督官の呼び出し方 黙って手を挙げる。約7秒ほどすると試験官が席まで来てくれる。 机にある呼び出しボタンを押す。反応は遅めで約10秒くらいかかる。
 キーボード 英語キーボードであることに注意が必要。(‘)の打ち方が分からず時間をロスしたことがある。
試験監督官 無表情で無愛想。ロボットみたいな感じだった(試験管理的に仕方がないのかもしれない)。  GMATより愛想があって人間的。

GREの試験戦略とは?

まず、Verbalでは読解問題で点を稼げるように練習しましょう。語彙問題はクソ難しい単語が出てくるのでなかなか正解できません。でも、上位校を狙いたいならやはり語彙問題をある程度取る必要があるので、毎日コツコツとGRE単語を覚えていきましょう。

続いてMathですが、GMATのMathの勉強をしてきた方であれば、かなり取り組みやすいはずです。大事なことはケアレスミスを極限まで減らすことです。GMATは37問中10問間違えても49や50がでることがありますが、GREでそれくらいの点数を取るためには40問中間違えても3問までです。つまり、問題が簡単な分極限まで正解率を高める必要があります。

そして試験中のTipsですが、Verbal・Math共に解ける問題から解いていきましょう。僕がよくやっていたのは、時間がかからず得点効率が高い問題から解いていき、難しいと思った問題は後回しにしていました。こうすることで時間切れになることが防げます。

まとめ

GREにテクニックはなく、真っ当な英語力が評価されます。もし、以下に当てはまる人ならばGREの受験をオススメします。

・英文の読解が得意な人
・コツコツと英単語を覚えることが苦にならない人
・数学が苦手な人
・集中力が続かない人

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ABOUTこの記事をかいた人

Asia de MBA編集長。シンガポール国立大学MBA intake2016 公認会計士。大学卒業後、監査法人に入所。会計監査・コンサルティング業務に従事するも、会計スキルだけでは事業は創れないと思い、マーケティング・リサーチ会社に転職。東南アジア各国で消費者リサーチ業務に従事する傍ら、ジャカルタで東南アジアを統括する業務拠点の構築に主要メンバーとして参画。